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曹洞宗とは
曹洞宗は今から八百年ほど前の鎌倉時代に道元禅師様(どうげんぜんじ)が正伝の仏法を中国から日本に伝え、四代目の瑩山禅師様(けいざんぜんじ)が全国に広められ、曹洞宗の礎を築かれました。
このお二方を両祖大師と申し上げ、ご本尊 お釈迦さま(釈迦牟尼仏)とともに一仏両祖(いちぶつりょうそ)として仰ぎます。
曹洞宗の教え
曹洞宗の教えの中心は、座禅の教えを依りどころとし、お釈迦様より伝えられてきた「正伝(しょうでん)の仏法(ぶっぽう)」です。私達は仏のみ子であり、お釈迦様と同じ清らかな心(仏の徳)が具わっておりますが、日々、仏の心にそわない生活を繰り返しているのも事実です。私達が仏のみ子であるという確信に目覚めた時に深い反省の心が生じ、懺悔せずにはいられなくなります。このように懺悔の心がおこり、仏さまに向かって懺悔の儀式を行なったときに得る身と心のやすらぎが、そのまま「仏の姿」であると自覚することにあります。毎日の生活が自ら正しく、明るい生きがいを感ぜられて、世の中のお役に立つことを願い喜ぶようになります。
一仏両祖
曹洞宗には、「一仏両祖」の定めがあります。
一仏とは本尊釈迦牟尼仏であり、両祖とは高祖承陽大師道元禅師様と太祖常済大師瑩山禅師様です。
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高祖 承陽大師道元禅師
(1200~1253年)
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太祖 常済大師螢山禅師
(1266~1325年)
大本山
曹洞宗の本山は、高祖道元禅師様ご開山の永平寺と太祖螢山禅師様ご開山の総持寺です。